オンライン診療・遠隔モニタリング

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遠隔で行うCKD管理サービスの効果を評価したPHTIの報告書について、Fierce Healthcareが報じました。

  • PHTIは8つの遠隔CKD管理サービスを評価し、5,400本超の論文などを検討した。対象はステージ3〜5の総医療費に責任を持つ事業者
  • 病状進行の抑制に一貫した効果はなく、100万人規模のメディケア・アドバンテージのプランで年50億ドル超の支出に対し、削減は0.1%にとどまった
  • 計画的な透析導入は増えるが、対象はCKD患者1,000人に1人。記事によると業界側からは反論が出ている

出典:Fierce Healthcare / PHTI report finds limited impact from virtual kidney care solutions, prompting industry pushback

サトシサトシ
良さそうに見える遠隔サービスも、独立評価で数字が出ると印象が変わります。

クラウドドクターが、外国人材向け求人アプリ「Mintoku Work」との連携で、24時間365日のオンライン診療への導線を開設したという発表。

  • アプリ内の「いつでも相談」から、技能実習生や特定技能などの外国人が、そのままクラウドドクターのオンライン診療に進める
  • クラウドドクターは86言語のリアルタイム翻訳に対応し、スマートフォン1台で最短3分でつながると説明している
  • まずはリンク連携による実証的な取り組みで、利用状況は両社で共有する。利用者数や料金の記載はない

出典:クラウドドクター / 外国人労働者の医療格差を解消の一助へ。外国人材専用求人アプリ『Mintoku Work』が『クラウドドクター』と連携し、24時間365日対応の医療アクセスを提供開始

サトシサトシ
言葉の壁で受診を我慢する外国人労働者の話はよく聞きます。まず入口を作る段階ですね。

JR東日本が古川駅にオンライン診療ブース「LX Doctor」を導入し、10月から運用することについて、日本経済新聞が報じました。

  • 内科・耳鼻咽喉科・皮膚科から選び、遠隔地の医師がタブレットで診察する。受け付けから約15分で受診でき、処方箋も発行される
  • 東北では初の設置。同社は首都圏を中心に19駅(20ブース)で展開済みで、2031年までに全国500カ所以上へ広げる予定

出典:nikkei.com / JR東日本、古川駅に東北初のオンライン診療ブース 10月から

サトシサトシ
駅で診てもらえる導線は、通院の時間が取れない現役世代に効きそうです。

NTT西日本とフィリップス・ジャパンがCPAP治療データ連携などSASオンライン診療の高度化で提携したという発表。

  • 運輸・交通事業者などの従業員を対象に、CPAP治療データの可視化や企業向け健康管理サービスの構築を両社で進める
  • 交通事故リスク低減や健康経営への貢献を掲げるが、具体的な導入社数や開始時期といった数値は示されていない
  • 事故リスク低減や治療継続率向上といった効果は両社の見込みであり、検証されたデータとしては示されていない

出典:NTT西日本 / NTT西日本、フィリップス・ジャパンと業務提携し「睡眠時無呼吸症候群(SAS)オンライン診療サービス」を高度化

サトシサトシ
通信会社が医療データを軸に法人向けサービスへ広げる動きとして分かりやすい。ただ中身はこれからという印象。

在宅の技師とリモート参加する老年医療チームによるハイブリッド訪問モデルを退役軍人施設で評価したという論文。

  • 退院後の高齢者395例(介入群76例、通常ケア群319例)を対象に、傾向スコア重み付けで比較する観察研究を行った
  • 介入群は1年時点の施設入所リスクが通常ケアよりHR0.20(95%CI 0.07-0.53)と低かった一方、ED受診はHR1.28〜1.32と高かった
  • 死亡率や90日時点の入院率には差がなく、施設入所抑制効果の確認には今後の研究が必要としている

出典:J Gen Intern Med / Evaluation of Hybrid-Virtual Home Visits for Comprehensive Geriatric Management: A Quality Improvement Project.

サトシサトシ
施設入所が減った一方でER受診は増えたというのは正直な報告だと思います。良いとこ取りの結果じゃないところが信用できます

がん治療後の通院で、訴えている症状によって遠隔診療の提示や受け入れがどう変わるかを調べた観察研究という論文。

  • 米国の大学医療センター等に通う患者610名(対面496名、遠隔114名)を対象に、前後の電話調査とカルテを紐付けて解析
  • 悲しみを訴える患者は遠隔診療を提示される割合が22.1%対29.5%と低く、提示後の受諾率も59.8%対75.0%と低かった
  • 症状スコアの変化は対面・遠隔いずれも受診前後で有意差はなく、近い期間の症状転帰は同程度だった

出典:Telemed J E Health / Telehealth Versus In-Person Visits in Routine Oncology Care: Comparing Patient-Reported Symptom Outcomes.

サトシサトシ
悲しみを訴える患者ほど遠隔を勧められにくいのは皮肉だ。誰に遠隔を勧めるかという運用設計の問題だと思う。

AIコーチング機能付き高血圧管理アプリの利用者と非利用者をマッチングし、血圧変化を比較したという論文。

  • 米国の大規模医療システムで、高血圧患者425人のアプリ利用者と425人の通常ケア群を1対1でマッチングした後ろ向きコホート研究
  • アプリ利用者は収縮期血圧が平均4.6mmHg低下し、通常ケア群の1.6mmHgより有意に大きく低下した(p=0.003)
  • 重症の高血圧患者では効果が大きかった一方、単一医療システムでの後ろ向き研究のため因果関係の証明は難しい

出典:J Gen Intern Med / Association of an AI-Enabled Gamified Mobile Health App on Blood Pressure Outcomes in a Matched Cohort.

サトシサトシ
アプリで血圧が下がるという結果は面白いですが、通常診療でも同じくらい丁寧に関わればどうなるか気になります

医師が常駐しない地域向けに、移動ユニットとオンライン診療を組み合わせた実証事業が経産省補助金に採択されたという発表。

  • オフグリッド対応の移動ユニットに遠隔・オンライン診療体制を組み合わせ、医師少数区域や建設現場への医療供給を目指す
  • 経済産業省「生活維持役務等効率化促進事業費補助金」に採択され、神奈川県箱根町で令和8年12月に実証を予定している
  • 経産省の実証モデル集への掲載段階で、補助金の金額や実証後の展開規模は公表されていない

出典:株式会社ジェイエムインテグラル / ジェイエムインテグラル、経済産業省「令和8年度生活維持役務等効率化促進事業費補助金」に採択

サトシサトシ
医師が現地にいない前提のオンライン診療は、責任の線引きが具体的にどうなるのか気になります。

新潟大学とBeyondUSが、燕市を実証フィールドに医療リソースを共有する遠隔医療の実証を開始したという発表。

  • 医療AI企業のBeyondUSが新潟大学と2026年1月に締結した包括共同事業契約に基づき、燕市で地域医療DXの実証を開始した
  • 遠隔医療基盤を使って地域内で医療リソースを柔軟に共有する仕組みの有効性を検証し、他地域展開可能な「新潟モデル」を目指すとしている
  • 現時点は実証の開始段階で、具体的な効果や規模を示す数値は公表されていない

出典:BeyondUS株式会社 / BeyondUS株式会社、新潟大学と連携し燕市で遠隔医療の実証を開始

サトシサトシ
実証止まりの発表が多い分野で、包括契約という土台があるかどうかは差になる点だと思う。

オンライン診療アプリSOKUYAKUが次回予約とカルテID登録の機能を追加したという発表。

  • オンライン診療サービスSOKUYAKUのクリニック向け機能を更新し、診療中にそのまま次回予約を登録できるようにした
  • 次回予約は最大3カ月先まで登録でき、院内で使う患者ごとのカルテIDもアプリ上で管理できるようにしたとしている
  • カルテIDの連携は院内の電子カルテと自動で同期するものではなく、SOKUYAKU上に登録するだけの機能だとしている

出典:ジェイフロンティア株式会社 / オンライン診療サービス「SOKUYAKU」クリニック向け機能を大幅アップデート。患者の継続受診を促進し、医療機関との接点を強化

サトシサトシ
カルテIDの連携が自動ではないのは正直で好感が持てます。オンライン診療と院内システムの溝はまだ埋まっていないのが実情です。

デジタル連携によるGPと専門医の協働診療が高血圧管理と紹介件数に効果を示したという論文。

  • 中国・深センで2022年1月に導入されたGPと専門医のデジタル連携診療モデルについて、2021〜2023年の地域医療センターの高血圧患者の電子カルテを用いた差分の差分分析で効果を検証した
  • 導入後は収縮期・拡張期血圧がそれぞれ0.73mmHg、0.84mmHg低下し、血圧コントロール達成率が4.6ポイント上昇、病院紹介が6.7ポイント減少した
  • 効果は女性・高齢者・無職・糖尿病合併患者でより大きく、持続的な実装には診療報酬改定などの追加施策が必要だとされた

出典:Npj Health Syst / Digitally enabled GP-specialist collaborative care helped improve hypertension outcomes and reduced hospital referrals in China.

サトシサトシ
血圧の絶対値の変化は小さいですが、紹介が6.7ポイント減るなら医療資源配分としては十分効くレベルだと思います。

遠隔医療支援ソリューション「Join Mobile Clinic」を使い郵便局や公民館を診療拠点にする実証を福島県只見町で始めたという発表。

  • 総務省の地域社会DX推進パッケージ事業に採択され、DeNA子会社のアルムが只見町・NTT東日本と連携し2026年9月から2027年2月末まで実証を行う
  • 第1拠点の公民館は2026年9月から、第2拠点の簡易郵便局は2026年11月から稼働し、看護師が付き添う形で朝日診療所の医師がオンラインで診療する
  • 第2拠点では2026年12月にNTTの次世代通信基盤IOWN/APNの開通を予定しており、それまでは通常のインターネット回線で運用する

出典:株式会社アルム / 診療所の環境を身近な場所へ郵便局・公民館を活用した遠隔診療を福島県只見町で実証開始

サトシサトシ
人口3,370人で高齢化率48.4%という条件だと、通院そのものが医療アクセスの壁になっているのがよく分かります。

大腸内視鏡の前処置中に便の状態をAIで判定するスマホアプリの多施設前向き研究を報告したという論文。

  • 国内10施設(大学病院6・地域病院3・診療所1)で20〜70歳の326人を対象に、患者が撮影した便画像をAIとスタッフ用ビューアで評価した
  • 主要評価項目であるBoston Bowel Preparation Scale6点以上の達成率は99.1%、平均スコアは8.5、優良割合は87.4%だった
  • 医療スタッフの89.6%が業務負担の軽減を報告した一方、対照群を置かない単群の観察研究で前処置の質そのものへの因果効果は検証していない

出典:JMIR Mhealth Uhealth / Feasibility of a Stool State Check App Using AI During Bowel Preparation Before Colonoscopy: Multicenter Prospective Study (SCAN Study).

サトシサトシ
前処置の質を患者自身が見える化できるのは大きいです。内視鏡室の当日キャンセルや不良症例を減らす一歩になりそうです。

オンライン診療アプリ「みてねコールドクター」が千葉県の一部地域で処方薬の当日配送サービスを始めたという発表。

  • 対象は流山市・柏市・松戸市など千葉県内14市。オンライン診療後、連携薬局から処方薬を配送する仕組みで、東京・神奈川全域、大阪・愛知の一部に続く対応地域となる
  • 配送料は最速便が880円(税込、最短当日)、通常便が250円(税込、最短翌日)で、最速便は16時までの服薬指導完了が条件とした
  • 最速便には1日あたりの対応上限があり、上限に達した場合は受付を停止するとしている

出典:株式会社コールドクター / オンライン診療アプリ「みてねコールドクター」、千葉県の一部地域で処方薬当日配送サービスの提供を開始

サトシサトシ
地域を一つずつ広げるやり方は地味だが、オンライン診療で完結する体験には薬の受け取りが最後のボトルネックだと思う。

スマホとLINEだけで完結するオンライン診療サービスが正式オープンしたという発表。

  • 医療ダイエットや性感染症、アフターピルなど9分野を扱い、LINEでの問診から予約・処方まで完結するサービスとして開始した
  • アフターピルは72時間対応薬が総額8900円、120時間対応薬が総額10900円で、決済当日に発送するとしている
  • 東京23区限定で決済後最短1時間で届くバイク便オプション(5500円)も用意しており、対象年齢は18歳以上としている

出典:診察ダッシュ / 【8月27日OPEN】スマホで完結するオンライン診療『診察ダッシュ』が正式オープン!「医療ダイエット」「性感染症」「アフターピル」など全9メニューで、自宅からいつでも相談できる「LINE診療」開始

サトシサトシ
自由診療とはいえ、価格や配送体制までここまで明示されているのは分かりやすいですね。安全性の説明表示も丁寧だと感じました。

乳がん患者向けにテレヘルスで支援する在宅注射モデルの実行可能性を調べたという論文。

  • GnRHa療法中の乳がん患者105人のうち、保険承認などを経て24人が在宅注射に参加した前向きQI研究
  • 24人中23人(95.8%)が在宅注射を1回以上完遂し、患者のネットプロモータースコアは69だった
  • 参加希望54人中19人は在宅投与への保険承認が下りず、承認後も6割が自己負担が発生した

出典:JAMA Netw Open / A Telemedicine-Supported Home-Injection Model for Patients With Breast Cancer.

サトシサトシ
在宅注射自体はいい試みだけど、保険と自己負担の壁がボトルネックなのは日本でも他人事じゃない。

米退役軍人省(VHA)で、プライマリケアと精神科連携ケアの受診形態(対面・電話・ビデオ)を揃えても、同日ケアの実現率は上がらなかったという論文。

  • 米退役軍人省で2019〜2023年度にプライマリケアから精神科連携ケアを新規利用した患者95万2749人を対象にした後ろ向きコホート研究
  • 両方の受診が対面の場合の同日ケア実現率は59%だったのに対し、どちらかが電話・ビデオになると35%以下に低下した(p<0.001)
  • 受診形態を両方揃えても同日ケア実現率への寄与は乏しく、電話・ビデオを使うこと自体が同日連携の妨げになっていた

出典:Telemed J E Health / Matching Primary Care and Integrated Mental Health Visits by Care Modality and Linkage to Same-Day Services for Veterans.

サトシサトシ
遠隔診療をそろえれば連携が良くなるという単純な話ではなく、現場の運用設計の方が効いているという結果だと思う

麻酔科の緊急事態対応において遠隔監督システムを従来のオンサイト支援とランダム化比較したという論文。

  • 研修医16人を遠隔監督群とオンサイト支援群にランダム割付し、模擬アナフィラキシー症例で対応を比較した
  • 手順遵守率は遠隔群91.6%、対照群92.5%で有意差なし(P=.67)。精神的負荷は遠隔群で低かった
  • シミュレーション環境での検証であり、実臨床での有用性確認は今後の課題とされた

出典:JMIR Med Inform / Evaluating Telemedical Supervision for Critical Anesthesia Scenarios: Randomized Controlled Simulation Study.

サトシサトシ
手技の遵守率が変わらないなら、人手不足の科では遠隔支援を選択肢に入れやすくなりそうです。

オピオイド使用障害に対する遠隔限定のブプレノルフィン治療の継続率を、24ヶ月間追跡したという論文。

  • 米国複数州で遠隔診療のみのブプレノルフィン治療を開始した2万2064人を対象に、24ヶ月間の継続率を後ろ向きに調べた
  • 継続率は1ヶ月時点86.8%、6ヶ月時点71.0%で、全国的なベンチマークと同等かそれを上回った
  • 遠隔診療前にブプレノルフィン使用歴がある患者は、それ以外の導入経路より継続率が高かった

出典:J Med Internet Res / Retention in Telehealth-Delivered Buprenorphine Treatment for Opioid Use Disorder: Multistate Retrospective Cohort Study.

サトシサトシ
対面前提を外しても継続率が落ちないなら、遠隔診療の適用範囲を広げる根拠として強い。

InnoJinが産業医クラウド「ELPIS」と連携し、企業向け眼科オンライン診療の提供を開始したという発表。

  • ELPIS導入企業3,300社の従業員が、ドライアイや花粉症、結膜炎など日常的な目の不調について眼科医のオンライン診療を受けられるようにした
  • 診察後は処方箋発行や医薬品の自宅配送に対応し、対面診療が必要な場合は医療機関を案内するとしている
  • 現時点では福利厚生メニューとしての提供開始が発表内容で、利用実績の数字は示されていない

出典:InnoJin株式会社 / InnoJin、Avenirの産業医クラウド「ELPIS」と連携し、健康経営を支援する企業向け眼科オンライン診療を提供開始

サトシサトシ
産業医クラウドに眼科がぶら下がる形は、健康経営の文脈で企業側に刺さりそうです

南アフリカで、HIV自己検査後の受診につなげるAIチャットツールの受容性と使いやすさを調べたという論文。

  • 地域住民100人が模擬のHIV自己検査結果をもとにAIチャット「Your Path」を体験し、システムユーザビリティスケール(SUS)などで評価した
  • SUSの平均スコアは100点満点中81.6、95%が再利用の意向を示した一方、15%は回答の一貫性のなさを指摘した
  • 医療従事者25人はチャットの要約を臨床的に妥当と評価したが、感情面の対応や言語対応の限界も指摘した

出典:J Med Internet Res / Acceptability, Usability, and Clinical Appropriateness of an AI-Powered Tool for Linkage to HIV Services After HIV Self-Testing in South Africa: Mixed Methods Evaluation.

サトシサトシ
使いやすさのスコアが高くても、現場の医療者からは共感面の物足りなさが出ている。ここのギャップが実装の分かれ目になる

オピオイド使用障害に対するテレヘルスのみのブプレノルフィン治療で、患者の治療継続率を調べたという論文。

  • 2019年5月〜2025年4月に米国複数州のテレヘルス専門プログラムで治療を開始した成人22,064人の24カ月間の継続率を後方視的に分析した
  • 継続率は1カ月時点で86.8%、6カ月時点で71.0%まで低下し、開始前からの服用者はそうでない患者より6カ月継続率が18.5ポイント高かった
  • 全体の継続率は全国平均と同等かそれを上回り、著者はテレヘルスのハームリダクションモデルの有用性を支持するとした

出典:J Med Internet Res / Retention in Telehealth-Delivered Buprenorphine Treatment for Opioid Use Disorder: Multistate Retrospective Cohort Study.

サトシサトシ
対面なしの遠隔診療だけで継続率が全国平均並みかそれ以上。オピオイド治療みたいなハードルの高い分野でこの数字は意外だった。

テオリア・テクノロジーズとExaMDが音声AIで脳の健康度をセルフチェックする実証実験を始めると発表。

  • エーザイグループとエクサウィザーズグループが共同で、60秒の音声録音による脳の健康度チェック「CogniTalk」β版を試験提供する
  • 2026年8月初旬から2〜3週間、一般参加者を対象に受け入れやすさと行動変容への影響を検証するとしている
  • 診断や治療を目的としたものではないと明記されており、プロダクト化は実証後の検討としている

出典:テオリア・テクノロジーズ株式会社 / テオリア・テクノロジーズ とExaMD、音声AIを用いた脳の健康度セルフチェックの実証実験を開始

サトシサトシ
認知症の手前で気づきを作る発想はいい。ただβ版の実証実験でどこまで拾えるかは未知数

佐渡島の皮膚科閉院を受け内科医院を拠点にオンライン診療体制を構築したという発表。

  • 佐渡市の内科医院が診療時間外に診察室を開放し、島外の皮膚科医とテレプレゼンスシステムでつなぐ体制を2026年8月3日に開始した
  • 島内唯一だった皮膚科開業医が2026年7月末に閉院したことを受けた対応で、看護師が付き添い調剤薬局も服薬支援で連携する
  • 重症例や判断が難しい患者は基幹病院に紹介するトリアージを前提とした、地域医療を置き換えない補完的な位置づけの取り組みとされる

出典:クラウドドクター / クラウドドクター、「来院型オンライン診療」で、離島の医療アクセス維持に協力

サトシサトシ
閉院した分をまるごとオンラインで埋めようとせず、トリアージ前提にしているのが現実的だと思います

PCI後の患者にゲーム要素を含む遠隔モニタリングプログラムを提供したRCT。

  • PCI後の患者200人を、通常ケアに加え48週間の遠隔モニタリングと生活改善プログラムを行う群と通常ケア群に無作為割り付けした
  • 主要評価項目のSMART2リスクスコアに両群で有意差はなかったが(P=0.821)、拡張期血圧は介入群で12カ月時点で3.7mmHg低かった(P=0.003)
  • 24週時点での継続率は84%、週次モニタリングの達成率は平均94%と、記録の順守自体は高かった

出典:Front Digit Health / Use of a digital health solution after percutaneous coronary intervention: a randomised controlled trial.

サトシサトシ
リスクスコアが動かなくても血圧と服薬アドヒアランスは改善していて、何を効果と呼ぶかを考えさせられる。

横浜市の子育てアプリと連携するオンライン医療相談の対象年齢を中学生まで拡大したという発表。

  • 株式会社Kids Publicが運営する「産婦人科・小児科オンライン」の相談対象を、未就学児までから15歳までの学齢期に広げた
  • 対象となる子どもは横浜市内で約17万人から約44万人に拡大し、250人以上の医師・助産師が24時間体制で対応する
  • 同社はこれまで横浜市との連携で産後うつ高リスク者の33.5%減少などの効果を発表しており、今回は対象拡大が中心の発表となる

出典:株式会社Kids Public / 横浜市の子育て応援アプリ「パマトコ」と連携強化 オンライン健康医療相談の対象を中学生まで拡大、市内約44万人をサポート

サトシサトシ
未就学児止まりだった相談窓口が学齢期まで伸びるのは、地味だけど現場の負担軽減として大きい。

令和8年熊本地震の被災地に、遠隔医療システムTeladoc HEALTHを緊急導入したという発表。

  • ウィーメックスが熊本大学病院と連携し、被災した熊本県南部の病院向けに遠隔医療システムを新たに導入した
  • 使用機種は最大70倍ズームとナイトビジョンに対応する「TV Pro 300」で、熊本大学病院の専門医が遠隔で診療を支援する体制とした
  • 被災地の医療提供体制の維持と医療従事者の負担軽減を目的とした緊急対応で、提供期間や対象病院数は明記されていない

出典:ウィーメックス(WEMEX) / 【令和8年熊本地震】ウィーメックス、「Teladoc HEALTH」を活用した被災地緊急支援を開始

サトシサトシ
平時のインフラがそのまま災害時の医療の生命線になる。DXの効果が一番分かりやすい瞬間だと思う。